■衣類の購入頻度

 作家の津村記久子がエッセイで「最近気付いて少し驚いたことは、自分が下着や靴下以外の衣類を半年以上まったく買わなくても何不自由なく暮らしている、ということで」と書いていた(朝日夕刊)。

 そんなことで驚かなくても。当たり前ではないか。

 まあ、男女で違いはあるかと思うものの、調べてみると私が最後に何らかの「衣類」を購入したのは9か月前である。それも下着のシャツだ。「以外の」などと言う必要もない。

 下着や靴下以外の衣類なら、2〜3年買わないこともあるかもしれない。

 でもまあ、これは私の方が異常なのだろうか。衣類やファッションというものにあまり関心がないのである。この話を書こうと思い、カテゴリーを選ぼうとすると、「日記・コラム・つぶやき」以外のものが見つからなかった。

 ほとんどは複数のカテゴリーを選ぶのだが、衣料やファッション関連のものがなかったからだ。調べてみると、これまでにも2回ほど、それで困ったことがあるようだが、10数年間ごちゃごちゃと書いてきて、ファッションについて書いたのはそれくらいに過ぎないということだ。

 そう考えると、いかにも自分の方が変だという気もする。もう少しファッションに気とお金をつかって、小洒落た格好をする努力をしてもいいかもしれない。