●クイズ・ショウ
というよりも、いよいよ記憶が怪しくなってきたことについて。
貸しビデオ屋でめぼしいDVDを探していて目についた。ああ、これこれ。新作の時にそのうち借りようと思っていて、そのうち忘れてしまっていたんだった。念のため、パッケージを入念に見る。やはりまだ見ていない。
オチはおわかりだと思いますが、もう少しおつきあい下さい。
さっそく鑑賞。やはりおもしろい。借りて良かった。新鮮だ。もしかして以前借りたかも、という一抹の不安は吹っ飛び、物語に没入していく。そうそう、あの店は、同じのを借りようとすると、以前借りたことがあるけどいいのか、と必ず確認する。そう言われなかったんだから間違いない・・・
2/3ほども見てから、あれっと思う。このシーンは覚えている。また疑問が頭をもたげる。いや、予告編か何かで見たんだろう。ここ以外はぜんぜん記憶にないし・・
が、やはり見ていたのだった。なんと、1994年の映画だ。私の中ではまだまだ新しい部類の映画だったのだが、おそらくは10年近く前に見ている。ビデオ屋で何も言われなかったのは、前に借りたのがDVDではなくてビデオだったからに違いない。しかし、それにしても。
見ていないと思っていた映画を実は見ていたという経験はおそらく2〜3度しかない。それもすべて、オープニングの画面ですぐにそれと気づいた。今回のようなことは初めてだ。どうしようもない映画ならともかく、前回も興味深く見ただろうに・・・
最近とにかく、人の名前が出てこない。覚えようと努力しないことも一因だと自分を慰めてはいるものの、ちょっと冗談ではなくなってきている。一度、脳ドックか何かできちんと調べてみた方がいいかもしれない。
(Quiz Show, 1994 U.S.A.)