◆時の流れに・・・
最近、時の流れについてしばし思いを馳せることがある。
思いは多方面に広がるが、その一つは時間の短さだ。
なにしろ、日本でラジオ放送が始まってから80年余しか経っていない。ライト兄弟の初飛行からだって、わずか100年余だ。
100年前、ほとんどの人は通常、歩く以外に移動手段を持っておらず、直接会って話す以外に通信手段を持っていなかった。
100歳はともかく、80代の人を探すのはぜんぜん難しいことではない。一歩家を出ればもう会えるほどだ。
・・・などと考えていると、オーストラリアの動物園でカメが死んだという報に接した。
このカメ、なんとダーウィンが捕まえたのだという。もちろんガラパゴス諸島で、だ。ほんとかよ。
ダーウィンが捕まえたのはこのカメが4〜5歳の時らしいが、現在は175歳。一つだけ解せないのは、このカメの誕生日が1830年11月15日と、日付までわかっていること。どうしてそんなことがわかるのかだけはぜひ教えてほしい。
ともかく。
長い目で歴史を見ようと思う。同時に、「ご都合主義の勘違い史観」に陥らないように・・・