●60億とか2億とか2千万とか
西武の松坂に60億円の値がついたとか言っている。よくはわからないが、松坂に入るお金ではなく、ボストンレッドソックスから西武ライオンズに入るお金らしい。人身売買かよ。
ロンドンの金融街、シティで働く人のうち、1.25%以上に当たる4200人ほどが、この冬、100万ポンド(2億2千万円)以上のボーナスをもらうという。
そんな例外的な話をしなくても、シティで働く33万5千人の平均!年収は10万ポンド(2200万円)を上回っているのだそうだ。(以上、朝日新聞)
でもこれ、受付の人とかも入れて、なのかな? 基幹業務をやっている人間が33万5千人もいるわけがないから、そうかもしれない。職種をファンドマネージャーなんかに限れば、軽く1億を突破するのだろうか。
こういう話を聞いて「夢がある」と思う人がどれだけいるのだろう。「ぼくもがんばって松坂みたいになろう」とか「オレもいっちょ、ウォール街で活躍するぞ」とか。まあ、後者はあながち不可能ではないかもしれないが・・・
だが、たいていの人は働くのがバカバカしくなると思う。それがふつうの人間ではないだろうか。それとも、怠け者の私だけがそう思うのか。
こういう無茶苦茶な報酬の与え方は人心を狂わせる。金持ちは堕落し、貧しい者は荒む。格差社会は退廃と犯罪の揺りかごである。