■それならボクはやめちゃいます
第二次安倍内閣発足からわずか2週間あまり。
その所信をまったく何も実現しないうちに、安倍首相が辞職するという。
今日から始まるはずだった代表質問を前にしての「敵前逃亡」なのだろうか。
だれもが、いくら何でもこんなタイミングで・・・と絶句したはずだ。
最後の最後まで、「美しくない国の恥ずかしい首相」だったということになる。
「戦後生まれの初めての首相」がこういう人物だったということは、もしかすると「戦後レジームから」は本当に「脱却」すべきなのではないかと、あらぬことを考えてしまったりする。
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首相が残したのは、憲法改変への道筋と教育基本法の改変、そして、
簡単になれて、好きなときに投げ出すことができる
という、内閣総理大臣の職に関する悪しき前例のみのような気がする。
(唯一、納得できる理由があるとすれば、所信表明演説と辞意表明までの2日足らずの間に、自身の死に至る病が発見された、ということ以外にはない。
そうでないとすれば、もともと「内閣総理大臣」などという職にはふさわしくない人物だったことがあらためて確認できる辞職劇だった、といわざるをえない。)