◆夢の成就前に・・・
今年の「ノーベル生理学・医学賞の受賞が決定した」「ロックフェラー大学のラルフ・スタインマン教授」が、受賞発表の3日前に逝去していたことがわかったという(yomiuri.co.jp)。
(いつものように、賞というもの、なかんずくノーベル賞というもの自体を云々することはひとまず措く)
ご本人にしてみれば、何と無念だったことかと思う。
ただ、無念だと思うことを可能にする肉体はもはやこの世のものではない。
ほんとうに気の毒だ。
ノーベル賞は追贈しないことになっているはずなので、今回は死者に贈られた初めてのノーベル賞ということになるのではないだろうか。まさか今後取り消しなどということもあるまい。
(後記:朝日新聞によると、故人に贈らないと決められたのは1974年だそうで、それ以前には、1931年の文学賞と1961年の平和賞が物故者に贈られたという)。
毎年、受賞決定から授賞式までの間にだれか死なないかと勝手にひやひやしているのだが、幸い、そんな例すら聞いたことがない。
なのに、決定の3日前に死んでしまうなんて・・・
まだ68歳。やはり、神も仏もないのかと思ってしまう。