●朝起きられないのも・・・

 朝が苦手だ。とにかくなかなか起きられないし、起きた後も、脳も体もまともに働かない。自分では「ゾンビ状態」と呼んでいるが、ゾンビならもっと元気だ。

 ミルクコーヒー好きと同様、これも個人的なことだと思っていた。

 だが、これもまた、「関西の呪い」らしい。

 2001年の社会生活基本調査(総務省統計局)に基づいた朝日新聞の日曜版のコラムによると、都道府県別の「朝寝坊度」のワーストテンに、近畿二府四県がすべて入っているという。ほんまかいな。実に、10のうち6つを近畿勢が占めているということだ。

 もちろん、東京も神奈川も福岡も入っており、農村よりは都会のほうが朝が遅いという見方もできる。これで9つ。だが、あと一つは沖縄である。

 関東の他の県や愛知県などがワーストテンに入っていないところを見ると、「都会性」はあまりあてにならないかもしれない。だいいち、和歌山や奈良や滋賀が都会だろうか。兵庫や京都もけっこう怪しい。

 記事には、東日本のほうが日の出が早いことも一因かと書いてあったが、中国四国九州には朝寝坊県が集中していないのだから、おそらく関係ないだろう。

 ともかく、わたしが朝に弱いのも関西人だからかもしれないと思うと・・・ ますます力が抜けていって、よけいに朝起きられなくなる気がする。