◆大臣失格
夜中のラジオニュースだったか、G7(先進7か国財務相・中央銀行総裁会議)に出席していた自民党の中川昭一財務大臣が、記者会見で「ちぐはぐな対応をした」とかいうのを聞いた。
流れてくる音声から判断すると、「脳梗塞でも起こしていらっしゃるのではないか。亡くなった小渕元首相が倒れる前の受け答えに近いところがある」と思って、人ごとながら心配していたのだが、録画していたテレビのニュース番組を先ほど見ると、
要するに泥酔していただけ
だというのがわかった。
相手の言うことも理解できず、呂律も回らぬぐらいベロベロに酔っぱらったまま、ロシアの財務相と会談!した後、白川日銀総裁との共同記者会見に臨んでいるのである。
ラジオのニュースは「ちぐはぐ」の原因について何も言及していなかったし、テレビでも原因をはっきりとは言わないで何だか奥歯に物の挟まったような表現に終始していたが、ふつうに見れば、正体をなくすほどべろんべろんに酔っていたというのは明らかだと思う。
ネットで検索してみると、どうもアルコール依存症であるらしい。
たとえそうであっても、G7の時ぐらいはもう少し素面でいてほしいものである。
これが、「100年に1度の経済危機」の渦中(うずちゅう、ではありませんよ、中川さん)に国際会議に出席した、日本の財務・金融担当大臣の姿なのだ。
あの首相、この財務相・・・
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後記:ネットでニュースを見た。「体調が優れないのか」「時差ぼけの影響か、疲労によるものか」「厳しいスケジュールが影響したようだ」「原因は不明だが」などと、各社あまりにも腰が引けているというか、慎重というか臆病というか・・・ 原因を断定せよとは言わないが、せめて飲酒との関連を匂わせるぐらいは最低限のメディアの責任だと思う。
氏がアル中であるのはどうやら公然の秘密らしいのだが、私のようにまったく知らなかった者もいるのである。