◆インビクタス/負けざる者たち
何かでちらっと見て、ラグビーの映画だと思っていた。だとすれば見なかっただろうが、また何かでネルソン・マンデラ(南アフリカ共和国第9代大統領)を描いた映画だと知った。しかも、監督はクリント・イーストウッド。
これは見ずばなるまい。
『マンデラの看守』(邦題:マンデラの名もなき看守)も素晴らしい映画だったが、これもよかった。
描かれたマンデラがあまりにも立派で、偶像化されてしまっている感もあるが、その発言のひとつひとつが涙を誘う。
負けたってぜんぜんいいじゃないか、いや、それ以前に勝ち負けなんてそもそも・・・と思いながら毎日過ごしているが、こんな強さがもし望んで得られるのであれば、心底欲しいと思う。
思っても詮ないことだけれど。
(Invictus, 2009)