●遠い旅程

 やっと香港まで来た。次の飛行機に乗ってしまえば、あとひと息という感じがする。

 が、出発は午前10時20分なので、4時半に飛行機をおろされて、6時間近く待つことになってしまう。それに、免税店だって(たぶん)ぜんぶ閉まっている。

 のんびりトイレに行ってからトランジットのゲートを通ると、客はもう誰もいなくて、10人近い係員に囲まれながら居心地悪く保安検査を受けた。

Dsc01014_169 予想どおり、免税店は扉を閉ざし、人っ子ひとりいない。広い空港に人が少なすぎるのだ。

 そのうち、閉まっているカフェの椅子なんかに座っている人がぽつぽつと増えてきたけれど。

 待ち時間が長いので、いったんイミグレを通過して香港に足を踏み入れようかとも思ったが、入国書類を書いていないし、めんどくさそうなので結局やめてしまった。

 というか、トランジットの客が入国してもいいのだろうか。手続きの流れを考えれば、可能だとは思うのだが。

 台湾を別にすれば中国に行ったことはないので、香港であれ中国であれ、渡航国が一つ増えることになったのだが、まあそのうちに来ることもあるだろう。なぜ今まで機会がなかったのか不思議なくらいだ。

 あ、ここで発表?したことはないと思うが、死ぬまでに100の国に行くのを目標にしている。

 今回の旅行で久しぶりに一つ、オーストラリアが増えたのだが、まだまだ道のりは遠いので、やっぱり中国(香港)にも入国しておいた方がよかっただろうか。