■<a href="https://ja.libreoffice.org" target = "_blank" >LibreOffice</a> でクラリスワークスのワープロ書類が開いた!

 表題の通りなのですが、LibreOffice(私が使ったのは6.0.4.2:無料)でクラリスワークス(ClarisWorks)の古いワープロ書類が開きます。

 これは久々の・・・という感じがするくらいの朗報でした。

(少なくとも数年くらい前からは常識のようですが、迂闊にも昨日まで知りませんでした。)

 クラリスワークス → アップルワークス → Pages, Numbers, Keynote ときて、どのバージョンだとどれが開くとか細かいことはいろいろありますが、要するに今のMacではほとんど開けなくなってしまっているのです。

 書類が開ける開けない以前に、AppleWorks ですら、今の Mac では動かすこともできません。それがとても不便で、たまに困ることもありました。

 仕事の関係で20年前の名簿を開きたかったときは、古い Mac のアップルワークスでクラリスワークスの書類を開いて保存し、それを改めて古い Pages で開いて保存してから今の Mac にコピーして、新しいPages で開く・・・という手順で、何とか復元して使えるようにしました。

 二度とこんな面倒なことをしないですむよう、Excel で保存し直したことは言うまでもありません。

 Apple はどうして、新しいソフトで過去の書類くらい開けるようにしないのでしょうか。

 こういう前科があるので、Pages や Numbers や Keynote は使う気になれません。

 ふつうには開けないファイルがかなりの数あるのですが、どうしても開きたいというような強い動機がなければ、わざわざ面倒な手順を踏んで保存し直したりしようという気はなかなか起きないものです。

 ただ、「古い Mac」だっていつまで使えるかわからないし、いざ、どうしても開かなければ とか 開きたい とかいう事態になったときには、苦労しても開けない・・・というようなことになりかねません。

 理想的には、古いファイルを一括でワードやエクセルのファイル(テキストファイルや CSV でもかまいません)に変換できるツールがあればいいのでしょうが、商業ベースに乗らないためか、なかなか見かけませんでした。

 以前一度見つけた記憶はあるのですが、かなり高価だったこともあり手を出しませんでした。

 今回たとえば、半ば諦めていた2000年の海外旅行のファイルを LibreOffice で直接開けることができ、当時泊まったホテルを懐かしく思い出したりしました。

 旅程表の方は、表計算書類で保存していたので読み出せませんでしたが、表形式は読み込めていて文字化けしている感じなので、工夫すれば何とかなるかもしれません(ちょっとやってみた限りではダメでした)。

 ともあれ、クラリスワークスの古いワープロ書類が直接最新のMacで開けられるというのは相当な朗報です。LibreOffice の開発に連絡して、表計算書類なども開けられるようにみんなで要望を出せば、実現してくださるかもしれません。