★『ノジュール』
過去に数回見たことがあった・・・ような気がしたが、書店売りはしておらず、直販だけだというので勘違いかもしれない。
ただ、バックナンバーならネット書店等でも手軽に買えるようだ。
その雑誌が今月号で「楽して愉しむ百名山」という特集をやっているのを知ったので、ちょっと食指が動いた。
いや、そもそも、百名山を追いかけること自体が、心ある方々から冷ややかな目で見られているのも承知しているし、ましてや、自分で頂上まで登りもしないで「楽して愉しむ」などもっての外だというご意見には十分首肯できる。
それでもなお、私のような運動不足でぐうたらな男が、現実に心を動かされてしまうのはどうしようもない。
そういう人物が少なくないからこそ、こういう特集が成立するのだろう。
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さて、これを書きたいと思った動機は、「ノジュール」を "Nos Jours" だとこれまで勝手に思っていたのに、違っていたことである。
"Nos Jours" だと、フランス語で「私たちの日々」みたいな意味、英語で言えば "Our Days" だ。
年を取って余裕ができ、日々を前向きに愉しむ人々のための雑誌として、悪くないネーミングだと思っていた。版元も “50代からの旅と暮らしの情報誌” をうたっている。
ところが、今回の件で、実は "Nodule" だということを知った。「団塊」である・・・
いやいや・・・
日本語で『団塊』などというタイトルの雑誌があったとして、誰が買いたいと思うだろうか。
まあ、他の多くのこの種の雑誌と同じように、確かに団塊の世代をターゲットにしているのだろう。
だが今や、彼(女)らは「アラ古稀」なのである。1948年生まれが今年70歳だ。
“50代からの旅と暮らしの情報誌” が「団塊」を名乗るのは、ぜひやめてほしい。
この手の雑誌のタイトルはフランス語が多いし、そろそろ、 "Nos Jours" に変えてはいかがだろうか。どうせ表紙の題字はカタカナだ。
「ノジュール」のロゴも気に入らないので、この際あわせてリニューアルしてくれれば、購読を考えないでもない(上から目線ですみません)。