●そうだ、アイスランド行こう!
何年か前から真面目に気になり始めていたアイスランド。
去年の夏、北海道に行ったときも、5%くらい、行こうかと考えたが、5%はしょせん5%だった。
今年の夏は久しぶりに海外旅行に行けるかと思い、行き先はほとんどアイスランドに決めてからも、いつもどおり、のらりくらりと具体的に動き出すのを渋っていた。
いつまでもそんなことをしていても(というか何もしないでいても)埒があかず、そのうち航空運賃も上がって、不足気味の宿泊施設も埋まってしまう・・・みたいなことになってしまいそうな気もしていた。
ところが、この週末、一気にアイスランドモードになり、いろいろ不安はあるものの、ええいままよ、と、往復の飛行機、最初と最後の宿、それにレンタカーを予約してしまった。
もう後には引けない(というほどのことはないんですけど、何しろアイスランドというのは、私にとってはひとつの「壁」というか「はしっこ」なので)。
例によって、アイスランドについて知っていることといえば、首都の名前とだいたいの人口くらい。首都以外の地名は一つとして知らなかった。
それが、たった2日で、ちょっとしたアイスランド通になってしまう(ややこしすぎて地名がほとんど覚えられないけど)。
これだけ情報があふれている時代なので、半ば本気で、もう行く必要もないんじゃないか、という気がしてくる。
行ってみて、「まあ、本やネットに書いてあった通り、写真で見た通りだった」というのが想像できてしまうのだ。
これなら、世界のあらゆる場所について、ほんとに行くつもりで計画だけ立てて、行ったつもりになるのが一番ではないかと思う。
トラブルとかとも無縁でいられるし。
でも、実際に行くとやはり違うことも知ってしまっている。
私のような鈍い男は、やはり自分の体をその場所に置いてみないと何もわからない。
置いてみてすら怪しいのだから。