★痴漢に間違えられたら走って逃げろ !?

 『行列のできる法律相談所』(日本テレビ)で、「痴漢に間違えられた時にはどうするべきか」というのをやっていた。

 4人いる弁護士のうち、2人の答えは「走って逃げる」であった。

 まったく身に覚えがなくて、絶対にやっていない時に、最も適切な行動が「走って逃げる」ことだというのだ。

 2人の口からは、日本の司法制度に身を委ねることの無謀さと危険性が縷々述べられる。それほどまでに信用できず、理不尽な警察と検察と裁判所・・・ 悲しいことである。

 残る2人にしても、「逃げようとして捕まったらどうするのか」とか「捕まえられる時に抵抗すればもっと重い罪になる」とかがベースで、司法制度を信頼して任せよと言うわけではない(言えるはずもない)。

 かろうじて、元検事の弁護士が、前科前歴がなく初犯(というか、やってないのだから初犯ですらないのだが)であって、あくまで否認している場合、検事も起訴するには勇気がいるので、不起訴になる可能性もあるというぐらいであった。

 仮にそうでも、下手すれば2〜3か月!勾留されることにかわりはないし、その間に職を失ってしまうかもしれない。

 それに、必ずしも不起訴になるとは限らず、あろうことか有罪にされてしまったりするのは、『それでもボクはやってない』に描かれていたとおりである。

 記憶で書くのだが、『行列・・・』で逃げることを推奨していなかった弁護士の口からも、「そりゃ、逃げられればいいですよ」という発言があったと思う。やはり、逃げられるものなら、逃げるのが最善なのだ。

 何も悪いことはしていなくても・・・

 これほどまでに信用されていない理不尽な警察・司法制度を何とかすることはできないのだろうか。