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◆あの国境もなくなる

土曜の朝、EUにノーベル平和賞を与えるという、ちょっと虚を衝かれるような記事を読んだ。 そんなこと、想像力があってもたぶん想像できなかったのではないかと思った。 例によって、ノーベル賞の政治的利用だとか何とか各方面から批判が集まると思うが、…

■ゾンビか不死鳥か

主観的に小さくはない落胆が続くぱっとしない毎日の中、せめてもの慰めにと安くておいしいランチを楽しんだ。 店を出て車に乗り、ラジオのスイッチを入れたとたん、聞き覚えのある甲高い声が演説しているのが耳に入ってきた。 瞬間、「まさか」と思って聞い…

★あれから27年

日本航空のボーイング747が墜落して520名の死者を出した事故から、今日で27年になる。 だが、朝日新聞の朝刊(大阪版)には、ついに1行の記事も見つけることができなかった。 「夕刊には慰霊登山の記事ぐらいは載るのかな」と思ったが、今日は日曜日、夕刊…

◆オウムの高橋容疑者逮捕

オウム真理教の元信者で、特別手配されていた高橋克也容疑者が、東京は蒲田にある漫画喫茶で逮捕されたという(朝日新聞 夕刊)。 いや、この件に関して、特に言いたいことはない。 なのになぜ記すかというと、帰宅して郵便受けを開け、配達されていた夕刊で…

◆ばかばかしい字幕と吹き替え

いつごろからだろう、ニュース番組などで、日本のキャスターなどが英語話者に取材したりするとき、通訳が入ることがほとんどなくなった。 特に、キャスターが英米などの「大物」と話すときは顕著だ。 それはまあよい。 ばかばかしいのは、日本人が英語を話す…

◆関西電力、全原発停止

今日、関西電力のすべての原子力発電が停止する。 全国でも、54基あるうち、稼働しているのは2基だけという状況になるという。 関電は、供給電力に占める原発の割合が5割だと言われてきた。 それがぜんぶ止まっても、この寒波の中で電力不足に陥らないとい…

■間抜けな警官? 間抜けな法?

ひき逃げ事件で起訴されている被告人が、心臓の検査のための入院で勾留の執行停止中だった間に逃走したという。 おもしろいのは、警察官が監視していたのにまんまと逃げられたことだ。 また間抜けな警官の話かと思っていると、さにあらず。 勾留の執行停止中…

■意志の強い男

いささか旧聞に属するが(情報の「消費」が速いなあ)、オウム真理教の元幹部とされていて、拉致事件の共犯として特別手配されていた平田信容疑者が、丸の内警察署に出頭して逮捕された。 各社の報道から、この逮捕までに至る道筋を簡単に振り返ると 1.捜…

★堕ちた「英雄」

朝日新聞に「ひと」という欄がある。 何らかの意味で「偉大な人物」を取り上げて紹介するコラムだ。 半ば以上冗談だが、私もいつかこの欄に紹介されるような人物になりたいと思っている ^^; ___ その「ひと」欄に、「被災地で「ボランティアの専属医」を…

■大統領でも止められないのか

「米 新核爆撃機開発へ 国防長官表明 無人機も検討」だそうである(朝日新聞)。 「ゲーツ米国防長官は6日、核兵器を搭載できる新型の長距離爆撃機開発に国防費を重点的に投入する方針を明らかにした」らしい。 「核なき世界」を目指すと表明した大統領でも…

■無邪気なカケス

阿蘇の外輪山に墜落した小型飛行機(パイパー・マリブ・ミラージュ)の残骸に、カケスらしき鳥が降りてきて止まる様子がニュース映像に映し出された。 その偶然を目にして、何とも形容しがたい気分になった。 無邪気に周囲を見回している鳥は、まさか自分の…

◆幸せの絶頂は・・・

チリの鉱山に閉じ込められていた33人が、救出用カプセルを使って次々と助け出されている。 今、この瞬間にも、おそらく誰かが地上に出てきて家族とともに喜びを爆発させていることだろう。 予想より格段に早かった救出劇にまずは祝福を送りたいと思う。 しか…

◆営為と自信

あちこちで表明なさっているとおり、ご本人はほんとうに「どうでもいい」と思っていらっしゃるのかもしれないが、今年も村上春樹氏はノーベル文学賞を取らなかった(脳が減らなくてよかったですね)。 でも、バルガス・リョサ氏がとうとう受賞したので、次は…

◆捕まえるためには悪人が必要になるのだ

昨夕、バースデーケーキと夕食の買い物のために急いで職場を後にしながら、ちょうど敷地外へ出ようとするところで、前田恒彦容疑者(大阪地検特捜部主任検事)がなぜ証拠を改竄してまで厚生労働省の局長を逮捕・起訴したかったのかを卒然と理解した。 頭の中…

●赤外線では・・・

JR山陽新幹線の新神戸−西明石間の須磨トンネル内で保守車両同士が衝突した事故。 ATSではないタイプの自動列車停止装置?が搭載されていたということだが、障害物の検知システムは赤外線によるものだという。 もちろんよくわからないのだけれど、今回みた…

◆損した人、得した人

地球周回軌道にいた野口聡一さんが「ひっそりと」地球に帰ってきた。 鳩山首相が辞任しなければ、もしかしたら夕刊の一面トップだったのではないだろうか。 他にめぼしいニュースもあまりなかったし(合計特殊出生率、上げ止まり!)、マスコミは「日本人の…

◆オマエが言うな

好きな表現ではないが、テレビの画面に向かって思わず突っ込んでしまった。 「今日、鳩山総理が辞任を表明しました。当然です。彼にはそもそも、総理になる資格がなかった!」(記憶による再現) まあ、もしかしたらその通りなのかもしれません。 でも、発言…

■「ネット全履歴広告活用解禁」

さわやかな日曜の朝に、いきなり剣呑な見出し。 事情のよく飲み込めていない家人が、「これって一面トップになってるけど、大ニュースなの?」と小首をかしげて聞く。 間違いなく大ニュースだろう。 古来、SF小説で描かれてきた、コンピュータによって監視…

■何で今ごろ?

何で今ごろ大騒ぎになっているのかわからない。大相撲の土俵下の「維持員席」と呼ばれている席(≒砂被り?)の入場券が、暴力団幹部に回っていたとかいう事件である。 この件について、半年前だか1年前だかに、たまたま車の中で聞いていたラジオで取り上げ…

★税金の無駄遣いを減らす方法

「事業仕分け第2弾」とやらがかまびすしいが、税金の無駄遣いを減らす方法など、いくらでもある。しかも簡単に。 たとえば・・・ 道路交通法では、無余地駐車を除き、原則として路上駐車してよいことになっている。ところが、現実にはほとんどの道路が駐車…

★スペースシャトル無事帰還

お風呂に入る前にちょっとニュースでも見ようと「報道ステーション」をつけると、ちょうどスペースシャトルが大写しになっていた。 何でも、着陸を生中継している最中だそうで、2分ほどつきあうだけで着陸シーンに立ち会うことができた(といってももちろん…

★アイスランドの「大規模噴火で欧州空路まひ」

やっとそれなりのニュースになってきたようだが、夕刊なんかの扱いは不当に小さかったと思う。 その時点で、ヨーロッパ8か国において空港のすべてが100%離発着を中止していたというのに。 「英紙フィナンシャル・タイムズは「第二次大戦以来の事態」と伝え…

★「飛び立つママの夢」・・・

「飛び立つママの夢」・・・夕刊トップの見出しである(2010年4月5日朝日新聞大阪本社版)。 NHKラジオでは、男性アナウンサーが「ママさん宇宙飛行士」と呼んでいた。もちろん、スペースシャトル(ディスカバリー)で先ほど地球周回軌道に入った山崎直子…

●クジラとかイルカとかマグロとか

・日本の調査捕鯨船に乗り込んだとか体当たりしたとかで、シーシェパードが物議を醸している。 ・和歌山県太地町のイルカ漁を隠し撮りしたドキュメンタリー、「ザ・コーブ」がアカデミー賞を獲得した。 ・ワシントン条約締約国会議では、大西洋と地中海のク…

●ブレーキは効かないのか?

トヨタ車の暴走問題に関して、「ニュートラルには入らないのか?」というエントリを作った。 私が実験した範囲では、「ハーフスロットル(実際には1/3ぐらいか?)ならニュートラルには入る」ということがわかった。 もちろん、これは、正常に動いている…

●ニュートラルには入らないのか?

トヨタ車の「暴走」が続いている。 3月8日午後、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴの高速道路で、61歳の男性が「アクセルペダルを踏み込んだ際にペダルが戻らなくな」り、「ブレーキは利かず、エンジンを切ることもできずに時速90マイル(約145…

●「自民、徴兵制検討を示唆」

「自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ」だそうである(共同)。 いよいよというか、とうとうというか、やっとというか。 コメントはしないが、今ごろ、こんなタイミングでとはねぇ。まあ、幹事長が火消しに躍起になっているらしいし、最初のアド…

■偏った情報

数年前、「セントルシア人」と会ったことがある。 その時は、セントルシアなんていう国がこの世に存在することすら知らず、慌てて調べたりしたものだ。 「ハイチ」は知っていた。どこにあるかもわかっていた。 だが、それだけで、人口が1千万にも届こうとい…

●「遺体から脂肪取り出し化粧品に? ペルーで大量殺人か」

「遺体から脂肪取り出し化粧品に? ペルーで大量殺人か」(asahi.com) 何でも、「脂肪1リットルあたり1万5千ドル(133万円)で欧州の化粧品製造会社に売りさばいていた」(同)というのだが、死体から取った脂肪がそんな値段で売れるなら、そんな輩も…

●1発1千万円の訓練

財務省が行った2009年度分の「予算執行調査」で、「すでに調査を終えた57事業のすべてで無駄や非効率なお金の使い方が見つかった」(朝日新聞)という。 それには驚かなかった。 驚いたのは、その中に、陸上自衛隊に関して、 1発約1千万円のロケット弾を使…